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誕生日プレゼント

たんじょうびぷれぜんと  -  思い出シリーズ#16

久しぶりのブログ更新。
あいうえお順の思い出シリーズが「た行」まで来た。気が向いた時にしか更新しないので、今年中に最後まで行けるだろうか?

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裕福な家庭ではなかったが、中学卒業まで誕生日プレゼントはもらえていた。
小学生の頃は、プラモデル(ガンプラ)、ラジコン(マイティフロッグ)、ファミコンなどを買ってもらえた。
近所の友達の中では割と恵まれていた方だ。

中学生になると、現金でもらうようになった。
ベタなおもちゃなどでなく、欲しいものが趣味関連になってきたので、現金の方がありがたい。
といっても、もらえるのは1000円だ。大したものは買えない。

中学1年生の時、よく友達と近所の防波堤にアジ、サバ、イワシなどを釣りに行っていた。
その年の誕生日は1000円をもらったので、その1000円札をポケットにねじ込み、市内にある一番大きな釣り道具屋(一番安い)に釣り道具を買いにチャリンコを走らせた。
到着し、釣竿を物色していると、ポケットの中に1000円がないことに気がついた。
履いてた半ズボンはだいぶヨレヨレになっていて、ポケットも頼りなかったので、どこかで落としてしまったようだ。
あちこち探したが、結局見つからず、釣竿は買い損ねた。
親には黙っていた。

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これまでの人生で、この時落とした1000円が、紛失した最大の金額である。
それ以外は小銭を落としたぐらいだ。
今や現金を使うことはほとんどなくなった。
なけなしの1000円を持って欲しいものを買いに行く、あの感覚が懐かしい。

一昨年、息子の誕生日に「ニンテンドープリペイドカード」をプレゼントした。
しかしあげる方はこれだとプレゼントした実感がない。
まだ「カード」という現物があるだけマシなのか。そのうちネット上のデータだけのやり取りになるんだろうな。
それでお金のありがたみがわかるだろうか?と思ったが、時代にはついていかなきゃならないだろうか。

ガンプラやラジコン、ファミコンはまだ実家においてある。
息子にもらった「かたもみけん」もまだ持っている。

やっぱりプレゼントは後に残るものがいいよなあ。
今年の息子の誕生日はもう過ぎたので、来年のことを今から考えておこう。

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