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片栗粉を勢いよくかき回す

かたくりこ  -  思い出シリーズ#6

思いつきで始めた、五十音順に書く思い出シリーズ、か行に入った。
片栗粉、缶蹴り、川遊び、などが浮かんだが、片栗粉のことについて書くことにする。


子供の頃下痢をした時、母がよく片栗粉をお湯で溶いた甘いものを作ってくれた。
ばあちゃんから受け継いだものらしい。
「お腹痛いからいうても、下痢の時に食べるんやで。お腹痛いけど下痢ちゃう時は食べたらあかんで」
と母からは言われていた。
今調べてみたら、確かに片栗粉はあまり消化が良くないらしい。
下痢に効くかどうかはよく分からないが、シャバシャバしたものに入れると固まるイメージがあるので、なんとなく下痢が固まって効きそうな気はする。

甘くて美味しいので、たまに元気な時にもおやつがわりに作ってもらった。
調子が悪い時に飲ませてもらったリポビタンDが美味かったのでジュースがわりに飲みたくてももらえなかったのだが、これは作ってもらえた。
砂糖の味しかしないのだが、トロリとした食感にほどよい甘さがよくマッチして、おやつとしても欲しくなるものだったのだ。
片栗粉 下痢 レシピ」で検索するとレシピが結構でできた。
…こう書くと下痢が食材のようだな。
おしゃれなものもあるが、僕が食べてたのは砂糖と片栗粉とお湯だけのシンプルなものだが、これがうまかったのだ。

自分でも作ってみたくて、やってみたことがある。
砂糖と片栗粉をまず少量の水で混ぜておき(ここまでは母がやった)、一気にお湯を投入して一気にかき混ぜる。
これがなかなか難しく、手早くやらないと固まりができたり、いい感じの透明にならなかったりするのだ。
味もなんか母のとは違う気がした。
材料をあまり無駄にはできないので、結局母のように上手く作れるには至らなかった。


これを書いてて、また食べたくなったのだが、家にある片栗粉は、某メーカーの振りかけるだけでとろみがつく、というなんか色々入って加工されているものだけだった。

思い出の味として記憶にとどめておくとしよう。

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